FujiMan Production - 徒然日記 -
2002/02/11 借りたものは返す
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 G7蔵相会議で各国の日本への眼が厳しいとの報道。新貨幣ユーロ・スタート元年のヨーロッパ、同時テロを受けたアメリカでさえ経済回復の兆しが見え始めたこの時期、ひとり取り残された形のこの国に「足を引っ張るなよ」という冷たい視線だとか・・・
 バブル崩壊後経済回復へのカンフル剤として投入した税金は、この10年間に130兆円を超えたとテレビで報道されてましたが、そんな大金、一体どこへ消えてしまったんでしょうね。 砂漠に水を撒くように蒸発でもしてしまったんでしょうか。それとも砂地に染み込んだ先に巨大な貯水槽でもあるんでしょうか・・・。
 不良債権問題で「無くなってしまったものは返しようがない。」と開き直った答弁をしたひとがいたなあ・・・。「借りたものは返す」このごく当たり前のことをなおざりにしているこの国の現状を考えると、 この国の経済回復は砂上の楼閣・・・到底無理のように思えるのは私だけでしょうか。「何年かかってもご提供頂いたご融資は、必ずお返し致します。」とどうして言えないんでしょうか。 この国の首相も「貸したものは返して貰う」とどうして言えないのでしょうか。あの異常なバブル経済を許したのも、現在の不信感を招いたのも、きっとこの国を担うひと達の不道徳によるものなんです。外務省問題も根は同じなんです。きっと。
 この国の経済は一時的に良くなることはあっても、回復することはないように感じてしまうのは私だけなんでしょうか。経済が回復してくれるなら貸したお金は戻ってこなくてもいいんです。無駄になるお金なら返して頂きたい。
 世の中リストラの嵐、全議員もボーナス・・いや、せめて1ヶ月分の給料をカットすればいい。痛みを分かち合うとはそういうことじゃないんですかねぇ。政治家じゃなくて政治屋だからできないんだ。きっと。

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