FujiMan Production - 徒然日記 -
2002/03/19 黄砂
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 春、この時期になると近くの山々が霞んで見えるようになると「あ、黄砂だ。」と思います。中国大陸の黄河付近から飛ばされた砂埃が日本上空にまで達して空を黄色く見せることから「黄砂」と呼ばれるそうです。
 詳しく調べると黄河付近で低気圧で空に巻き上げられた黄砂が、3,000〜4,000キロ離れた日本にまで3〜4日もかかって届くんだそうです。なんと壮大な話ではありませんか。
 では、なぜこの時期に多いのかというと、冬は雪や氷に覆われて砂が舞い上がらず、夏は草木に覆われてこれまた砂が舞い上がりにくいということで、この季節が選ばれた(黄砂に?)というわけなんだそうです。
 実は分かっているのはこれだけで、黄砂が私たちの暮らしとか健康にどのような影響があるのかは、まだよく分かっていないということで、最近になってようやく調査が始まったというから不思議ですね。 それも年々黄砂が増えてきているらしい・・・というところから調査をしようということになったらしいのですが、その増えているらしい原因も地球温暖化のせいではないか、とか、砂漠化が進んでいるせいでは、とかで、そういったことも調査の対象になるんでしょうね。
 私もただ「山が霞んで見える」というだけではなくて、自然の息遣いというのでしょうか、地球の営みというのでしょうか、そういったことにロマンを感じられるようにありたいな・・と思います。
 国境に翻弄される小さな存在の人間の浅ましさをあざ笑うかのように、今日も国境を越えて黄色い砂が飛来してきました。

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