FujiMan Production - 徒然日記 -
2002/04/08 坂本竜馬
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 その男、自由奔放にて高潔でありながら人望が厚く、先見の明があった・・・。
 袴にブーツ姿と言えば、坂本竜馬。いまも歴史上の人物として人気が高い。3ヶ月のロングラン公演を終えた舞台「彦馬がゆく」の中でも話のキーパーソンとして登場する。
 この男、もともと攘夷派であった。開国論者の先方であった勝海舟を討たんとその家を訪ねる。当時、刀は前の間で外すのが礼儀であったが、「物騒な世の中だから、護身用としてそのままお入りなさい。」と海舟は帯刀を許した。 「私を討つために来たのであろうが、私の話を聞いてから切っても遅くはあるまい。」と開国論を竜馬に説いた。竜馬は海外見聞にもとづく話に心を打たれ、その場で弟子入りを申し出たという。
 竜馬は海舟のもとで航海術を学び、日本初の株式会社「海援隊」を組織することになるのである。
 幕末には敵味方に分かれながらも、こうした気骨な人物が数多く活躍していた。だからいまでも魅力ある時代として演劇や映画の題材になるのだろう。 ひるがえって現在はどうだろうか。幕末の勇士たちにぜひご意見をお伺いしてみたいものだ。
 薩長同盟以降、竜馬は幕府の暗殺者に狙われるようになる。だが竜馬は屋敷への出入りが面倒だと下宿屋に寝泊りする。そこを刺客に襲われた。 竜馬は武術の達人ではあったが、刀に手が届かず、頭を割られほぼ即死する。享年33歳。

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