FujiMan Production - 徒然日記 -
2002/05/04 再び米百俵
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 気になるニュース…いま、あまり騒がれなくなりつつありますが、「個人情報保護法案」と「人権擁護法案」−。
 「個人情報保護法案」は個人情報を知り得る立場にある機関や人が、その個人情報をきちんと保護して漏洩しないようにするための法案で、 「人権擁護法案」はいわゆるプライバシーの尊重を謳った法案だと私は理解しています。
 今回の騒ぎを見ているとそのあたりがごちゃ混ぜになって議論されてしまっているように感じてしまいます。
 マスコミが主張する「国民の知る権利」は、権力の不正を正す目的に使われるべきものだと私は思いますので、今回のマスコミの主張は正しいように思いますが、 時にタレントさんの個人的な生活に踏み込むような取材の際にも「国民の知る権利」を旗印に執拗な取材が行われているのを見ていると、 どちらもグレーな論争に思えて不快感だけが残ってしまいます。「国民の知る権利」についても、マスコミはきっちり定義をするべきではないかと私は思います。
 いずれの法案も「国民の生活を守る」という点から考えると非常に大切な法律だとは思います。ただ、先の「有事法制」が(報道された通りだとすると)、 軍隊(自衛隊)の行動のほうを先行させて「国民の安全」については後回しという姿勢だったことから考えると、 「個人情報保護法案」も「人権擁護法案」も大きな?(クエスションマーク)を付けざるを得ないと私は考えてしまいます。
 いまの政策秘書問題にしても、「政治家は皆同じことをやっている」と思っている国民に、「政策立案力の低下を憂慮する」という小泉総理の発言は、私には疑惑隠しにしか聞こえません。 「米百俵」は国会の議員方のために使って欲しい言葉です。

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