FujiMan Production - 徒然日記 -
2002/07/18 手法が問題?
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 長野県知事の不信任決議で田中元知事は失職を決断。私は正解だったんじゃないかと思います。
 もともと不信任の理由が田中さんの手法だとか…。田中さんはきちんと手順を踏んでいると主張。どっちもどっちのような印象も受けますが、そもそも長野県に限らず、 議会側の主張する手法がいまの日本を閉塞的な状況に追いやっているのではないかと私は思うのです。小泉首相が主張する構造改革の本丸もそこにあったように思うのですが、 米百俵発言が小泉さん自身を狂わせてしまったみたいで、ただのええカッコしぃにしか見えなくなってきました。
 話はそれてしまいましたが、「赤信号みんなで渡れば怖くない」で、信号無視は怖くなくなった代わりに、「赤なんだから渡るなよ」と言うことが怖くなってしまた。
 「みんなやっていることなんだから、まあまあ・・・」と責任の所在があいまいになって、誰が何をどうしたいかが分からなくなってしまう手法。 高度成長期なら補完する手立てはいくらでもあったのだと思いますが、これほどシビアな時代にはそれではいけないのではないでしょうか。
 いま元気な企業は、寄り合いに期待せず、この時代に何が良くて、何が悪いかを明確に打ち出せる幹部がいるかどうかで決まっているように思います。
 企業と議会は同列に比較はできませんが、田中さんが寄り合い議会を敢えて拒絶する態度を選んだのは、改革を目指すためには必要なことだったのかも知れない…今回の不信任騒動は、そんな風に感じたのです。
 「慎重にやるって言ってんだから大丈夫」・・・最近の小泉さんの答弁はいつもこんな調子。信じられる?・・・そしてこう言う「対案を出してくれたら考えようじゃないか。」
 なんだ考える気なんてないじゃないか。小泉首相の手法こそ問題あり・・・だな。

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