FujiMan Production - 徒然日記 -
2003/01/20 消費税率アップ、ちゃんと議論して
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 消費税率アップについて、小泉さんは「引き上げはしない」と明言しています。それに対して税制調査会は高齢化社会に備える必要性から税率アップを主張しています。 小売店や大手スーパーはデフレの時代に消費税率アップは経済にとってマイナスだと言い、経団連は毎年1%ずつの税率アップで最終的に16%にする案を提示しながら、税制調査会を支持する立場をとっています。
 この中で私が気になったというか、カチンときたのが経団連某氏の発言「毎年1%アップすることで、税率アップ前の駆け込み需要があり結果的に経済にとっていい効果が期待できる」というもの。
 消費者をバカにしてるんじゃないかと私は思ってしまったんです。馬の鼻面にニンジンを当て馬を走らせ、それを見て目を細めている企業家の姿がある・・という絵を想像してしまいました。
 本来、税金の話をするときにはいわゆる直間比率といって、企業収入やサラリーマンの給料からの直接税と消費税などの間接税をどう取り扱うのかという議論をすべきだと思うのですが、 どうも片手落ちで、税金を取ることしか考えていないのではないかと感じてしまうのですよね(^^)。それは政府発表に問題があるのか、メディアの報道が偏っているのか、確かめるすべはありませんけれど・・・
 それを思うと、「駆け込み需要」を期待する発言はそれ以前の発想のような気がします。それなら2015年までとか言わずに、際限なく毎年消費税をアップすればいいんだ。 物価も上がってデフレもインフレに転じ、きっと経済にいい効果をもたらすことでしょう(これは皮肉ですよ、念のため^^;)。
 そもそも信用できない政治家に問題ありなんだけどねぇ・・・(^^;

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