FujiMan Production - 徒然日記 -
2004/02/04 最強で最速、最悪のウイルス?
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 最強で最速といわれるコンピューター・ウイルス「MyDoom.A」(マイドゥーム)に警告が発せられたのが1月27日。 この日から30日にかけて一気に全世界に広がり、内部にコードされた米SCO社への攻撃が今も続いているらしい・・・。
 WIRED NEWS によれば、SCO社サイトへのトラフィック(データ転送量)が31日夕方から増大し、夜までに同サイトの処理能力を超え、 1日を待たずサーバーがダウンしたというから凄まじい。この攻撃は12日まで続くと見られている。
 この「MyDoom.A」はメールで届き、そこに添付されたファイルを開くことで感染するワーム(虫という意味)です。 私の職場にもそれらしいメールを2通見ましたが、我が家には届いておらず、最強で最速と言われても、私自身はあまりピンときていません。
 そもそもなぜ米SCO社を狙うのかというと、オープンソースで開発されたフリーの基本ソフト(OS)「Linux(リナックス)」に対して、 同社が有償ライセンスを主張したことに対する抗議と言われているのですが、もうひとつ気になる動きがあります。
 スパム(迷惑)メール業者がウイルス作者と結託し、スパムメールをばら撒くための流通ルートをウイルスを使って確保しているらしい・・・のです。 すでに、どこかしこかのコンピューターがその支配下に置かれ、スパムメールの発信元を特定させないように混乱させるのに利用されているというのです。
 そういえば「MyDoom.A」にはバックドア機能(外部から操作するための「裏口」の意味)があるとか・・・本当の狙いが米SCO社の攻撃ではなく、スパムメールの拠点作りだとしたら…、 新型肺炎、鳥インフルエンザ、BSEより、人為的なだけにタチが悪いと思います。もうウイルス対策は組織的に取り組まないとダメかも(--A;

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