FujiMan Production - 徒然日記 -
2004/04/12 患者さまより・・?
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 連日のように報道が繰り返される医療事故。厳密には「医療過誤」と「医療事故」がありますけども、被害に遭われた方にとってはどちらでもいいことで、なので、ここでは両者ひっくるめた意味で「医療事故」と書きます。 医療事故につながる要因としていろいろ取り沙汰されているわけですけれども、そのひとつに医局制度があります。ただ制度というものは、それを扱う人によって活かすことも、逆に悪用することもできるものだと私は思いますので、 その制度をどのように活かすべきかを日頃論じていればいいわけで、確かに、いまは悪い面ばかりが目立っているということなんでしょうね。そのように考えてれば、医療事故最大の要因は「患者不在」に尽きるように思います。
 いまは病院の経営難の時代で、リストラによって職員もサービス残業にボランティア残業とオーバーワークしている実態があることも事実で、それでも職員は患者さまを思って辛抱して働いているわけです。
 私は半端な臨床工学技士(ME)ですが、医療機器の進歩によって誕生したこの資格が十分活かされてこなかったのも不思議に思います。運悪く不景気の人員確保に消極的な時代に入ってしまったことが原因かも知れませんが、 ME機器管理の重要性を訴えて、ME部門の新設を提案しても、「リストラの時期」「アウトソーシング(外部委託)」という言葉が、患者さまの安全より先に出てきます。
 情報管理にしてもそうです。いづこも病院全体のシステム化が進んでいくと思いますが、医療の情報はプライバシーを越えてもっと深刻な情報を取り扱っているのに、 情報管理部門の設置提案にも、同じ答えが返って来ます。個人情報の漏洩事件が後を絶たないというのに…。誰か指導してあげて!

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