FujiMan Production - 徒然日記 -
2009/05/17 パンデミックでなくてパニック!?
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インフルエンザウイルス
インフルエンザウイルス(Wikipediaより)
 新型のインフルエンザ騒動で、感染者が大阪・神戸で21名にと報道されていますが、このゴールデンウィークに50万人が渡航したことを考えると少ないと見るべきじゃないでしょうか。 実際にはもっと多いと皆さんに不安を煽るつもりはありません。元来、インフルエンザは感染力が強く毎年多数の死者を出すほどの恐ろしい病気で一般的な風邪とは区別しています。 それでも感染防止対策と言えば、病院で診断書を書いてもらって会社を休みなさい、学校を休みなさい…という自宅療養(自宅に隔離する)が基本です。 学級閉鎖や学校閉鎖も休学者が多く授業が成り立たないから行われるのであって、感染拡大防止のための閉鎖なら学校だけでなく会社にも適応されているはずです。 今回、イベントまで中止に追い込むのはちょっとやり過ぎではないかと感じてしまうのです。
 注意しなければならないのは、現時点では、体力のない幼児やご老人、肺疾患を患ってる方などのインフルエンザに対してリスクのある方の感染防止対策と感染したあとのケア、 これから夏場にかけて流行はいったん収束してくると思いますが、秋口からの再流行に備えるということだと思います。これは従来から行われているインフルエンザ対策そのままであって、 これを徹底することだと思います。個人が防護服の購入をしているといいますから、日本は別の得体の知れないパニックウイルスにもやられてしまっているようです。

 新型とはいえ、A型インフルエンザN1H1と正体は分かっているわけで、まったく未知のウイルスというわけではありません。 インフルエンザウイルスなら、これから夏にかけて活動は鈍くなっていくと思います。また、異常行動が問題視されていますが、タミフルやリレンザというインフルエンザに効果のある薬もあります。 これらの薬はインフルエンザウイルスの増殖を抑えますから、感染拡大にもある程度効果があると思います。 私が勤める病院のドクターも「疑わしい人にはタミフルを処方すりゃあええんよ。」と、まぁちょっと乱暴な言い方になりますが、要は政府の対応はやり過ぎだと言います。私もそう感じます。 政府はインフルエンザ騒動に乗じて目をそらせたい別のヤバイ事件でもあるのかと勘ぐりたくなるくらいです。
 ただ、前半にも書きましたが、インフルエンザは毎年多数の死者を出すほどの怖い病気であることに変わりはありません。インフルエンザにリスクの高い方、免疫力の低下している方には十分注意して頂かなくてはいけません。 インフルエンザが夏に流行しにくいのは、暑さと湿気に弱いせいですが、次にくる寒く乾燥した季節には再流行する恐れがありますからワクチンの製造を急ぐとか、今年の冬に備えることも重要だと思います。
 新型インフルエンザが若い人に感染しやすいと言われていますが、年配の方は、過去にいろいろなタイプのインフルエンザに遭遇して免疫的に対応力があって、若い人にはそれがないからだと言われています。 それもあると思いますが、最近の若い方はマイカーに乗らず、公共の交通機関を利用することと活動的であることが関係しているようにも思います。 ご年配の方も、新型には強いと変な自信を持たず、普段のインフルエンザ対策を徹底して注意を怠らないようにしたいものです。
 それからマスクが飛ぶように売れているようですが、普通のマスクはウイルスを簡単に通過させてしまいますので、N95という医療用のサージカルマスクでなければウイルスの侵入を防御することはできません。 むしろ感染者からの飛沫感染を防止するという意味で、風邪症状のひと、熱っぽい人など、インフルエンザと疑わしいひとがマスクを着用するべきで、これも過剰反応し過ぎではないかと思います。 まぁそんなに高いものではありませんからね、買うなとは言いませんけれども・・・(^^A;
 とにかく、普段のインフルエンザ対策をよく思い出して各人気をつけていきましょう。

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