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Antinnyウイルス
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純日本製の世界一凶悪なウイルス
Winnyの画面  パソコン内(とくにデスクトップやマイドキュメントの中身)の情報を勝手にWinnyなどを利用して共有するウイルスです。 別名「暴露ウイルス」とも呼ばれ、個人情報や政府や企業の機密情報が流出する事件を起こし社会問題に発展しました。 とくに自衛隊からの機密情報の漏洩、警視庁からの捜査情報の漏洩など深刻な個人情報流出事件が発生し、 異例の官房長官発言(Winnyを使わないでと国民に呼びかける)に結びつきました。このためネット上では「純日本製の世界一凶悪なウイルス」として その名をとどめるようになりました。
たくさんの亜種がある
 Antinnyにはたくさんの亜種が存在していますが、感染してもWinnyなどのファイル共有ソフトを使わなければ情報が共有されることはありません。 そういう意味でいえば官房長官のお願いは的を得ています。Antinny.Cは欄検眼段と呼ばれ、Antinny.ABやAntinny.ADなどは仁義なきキンタマと呼ばれます。 パソコン内の情報をまとめる際に、ファイルの最初にそれらの文字を付けるところからそう呼ばれています。
 Antinny.G(別名:キンタマウイルス)は、コンピュータソフトウェア著作権協会 (ACCS) のWebサーバ“www.accsjp.or.jp”に対しDoS攻撃動作を行うことが確認され、 このドメインの使用を取り止める事態にまで追い込まれたそうです。
防衛策
 Antinnyはパソコンのシステム自体を破壊するような活動はしませんが、個人情報を流出させるという意味では悪質度が高いウイルスと言えます。 ウイルス対策ソフトを使って、Antinnyに感染しないようにすることはもちろんですが、WinnyやShareといったファイル共有ソフトを極力使わないようにすることも重要です。
 Antinnyは共有するファイルの中に自身を潜り込ませ、圧縮形式(LZH、または、ZIP)にして送信します。WinnyやShareを使う場合には、LZH形式やZIP形式のファイルに気をつける必要があります。 ファイル名は日本語で書かれることが多いので、見ただけでは区別することはできません。ウイルス対策ソフトは必須対策ということになります。
 また、デスクトップやマイドキュメントにある情報が狙われますので、データファイルはアクセスされないフォルダに移して保管することも有効かも知れません。

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