■石油は主に動物から作られる |
原油 |
石油は動物や微生物の死骸が堆積し、地中の高い圧力と高温の中で、100万年という途方もない長い時間をかけて作られたものと考えられています。
それを分留、精製することにより、天然ガス、ナフサ(ガソリン)、灯油、軽油、重油、潤滑油、アスファルトなどに分けられ、製品として利用されています。
燃料としてだけではなく、人間の生活になくてはならないものとして広く利用されています。
|
■石油はいつ聞いても「あと30〜40年で枯渇する」 |
高度成長期の1970年代、石油は35年でなくなるといわれました。が、皆さんご存知のように石油はなくなっていません。なくなるといわれた2005年の採掘可能年数は40年といわれていました。
これは調査技術や採掘技術が発達し、採掘可能埋蔵量が増加し続けてきたからだといわれています。石油埋蔵量については、いつ聞いても「あと30〜40年」ということが続いてきたということです。
では、現在はどうかというと、あと約70年といわれています。一方で1600年という見積もりもありますが、根拠は得られませんでした。
地球温暖化ガス(CO2)の問題もありますし、あと70年、今世紀中に石油は枯渇すると考えていたほうがいいように思います。
|
2011年12月29日 赤沢富士男
|