FujiMan Production - 原発は要らない -
No Nuclear Power Plant
ウラン
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■ウランは超新星爆発で作られる
おうし座のカニ星雲
おうし座のカニ星雲
(超新星爆発の残骸)
 ウランは超新星爆発の中で作られます。恒星の中の核融合反応では鉄までの元素しか合成されず、それ以上の重い元素は超新星爆発の強烈な圧力の中でしか合成されません。 超新星爆発の猛烈な圧力の中では、もっとも重い天然元素と言われているウランまでの元素が合成されます。金や銀、銅などの貴金属、生命活動に必須なヨウ素や亜鉛などもこの過程で生成されます。ウランよりも重い元素はすぐに自己崩壊してしまいますので、 ウランが一番重い元素として残り、やがて次の星の材料となります。地球も超新星爆発で飛び散った破片を材料として誕生しました。重いウランは地球の中心核となり、 その自己崩壊熱で地球の内部を温め続けて今日にいたります。
■ウランは80年で枯渇する
大雨で汚染水が溢れ出す危険(カカドゥ鉱山)
2011年4月の大雨で高濃度汚染水が溢れ出す危険が迫った
オーストラリア・カカドゥのウラン鉱山
 ウランは地中や海水など広く分布しているようですが、採取可能な量は550万トンといわれています。現在、世界の原発で消費されるウラン量は年間7万トンといわれていますので、 このペースでいくと約80年で採りつくすことになります。もし、世界のエネルギー需要をすべて原発でまかなうと仮定すると年間消費量は120万トンとなり、なんと5年を待たずにウラン鉱石は枯渇することになります。
■高濃度核燃料廃棄物は1000年管理する
ウラン鉱石
ウラン鉱石
 いずれにしても数十年そこらでウラン燃料も使えないことになり、なくなった後は、使い終えた原子炉を数十年かけて解体し、高濃度核廃棄物を1000年近く管理ながら保管していくことになるのだと思います。 また、採掘を終えたウラン鉱山には、高濃度の放射性残土が残りますので、その一帯も放射線量が下がるまで管理しなければならくなります。ほんとうに1000年も管理なんかできるのかな…(日本のウラン鉱山・岡山県人形峠は、ほぼ放置のようではありますが…)

2011年12月29日 赤沢富士男
※写真はWikipediaのもを使っています
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