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トップページ俳優・阿南健治観劇レポート>『太鼓たたいて笛ふいて』 2002-12-14 UPDATE

チラシ 『太鼓たたいて笛ふいて』(作:井上ひさし / 演出:栗山民也)

こまつ座二年ぶりの新作は、あの林芙美子の評伝劇。

激動の昭和を生きた女流作家の破天荒な半生を描いて、
舞台は爆笑の連続。
(仮チラシより)


舞台後、紀伊国屋書店前にて
阿南健治は

 行商人・土沢時男。同じく・加賀四郎(松本きょうじさん)と林芙美子(大竹しのぶさん)の母・林キク(梅沢昌代さん)を隊長(?)とする行商隊を編成する。 時男は素朴で実直な男で、元気で明るい。戦死の知らせの後の復員してきたシーンでは、その演出が見事に活きて感動的でさえあり、その場面は読売新聞でも評価された。

はじめに
 「もうひとつのエピソード」にも書きましたが、阿南健治は天才的な音痴。音楽の時間なんかでは、「なんで(音程外れるの)かな」と言いながら、 悪びれずにあの声で歌ってましたが、私もはじめて音痴というものを肌で感じた瞬間でもありました。(おいおい)
 舞台「銀河の約束」に出演すると聞いたとき、ミュージカルだってチラシに書いてあるじゃないですか。「え、歌うの?」と、真っ先に聞いたように記憶してますからね。 今回の「太鼓たたいて笛吹いて」は阿南健治の歌手(?)デビューということで、阿南健治サイトでは話題にもなりましたし、 阿南健治がステージで歌うのは高校3年の文化祭以来ということで、そういう意味でも楽しみな舞台でした。
観劇レポート
 一言でいうと「戦争」というシビアなテーマを掲げながら、終始笑いの耐えない、飽きのこない見事な舞台でした。
 舞台はいきなり歌ではじまりまして、私は必死で声を聞き分けようとしていましたが、あの声です(^^;、すぐ分かりました。(^^)
 場面は林芙美子が女流作家として活躍している時代から始まります。お金儲けに目のない母・林キクさんの気ままな性格が色を添えます。
 私が気に入ったのは「♪どうも、どうも、ご町内の皆様・・・♪」の行商隊の歌です。あなけんは楽しそうに歌ってるじゃないですか。 ファンのみなんさは「阿南さん可愛い」とよく言われるんですが、私は「どこが可愛いんだ?」と不思議に思っていたんですよ。(^^;
 行商隊の歌を唄っているあなけんは実にお茶目でしたね。「なるほど・・・」と可愛いの意味を納得させられました。(^^)

読売新聞 8月3日朝刊より
 あなけんファンにとっての見所は、行商隊の歌と、何といっても復員兵として語る作り話でしょうか。「そんなあほな」というおかしな作り話をそれと分かって静かに聞いてる舞台の面々。 それがよけいに切なくて、哀しくて、笑いながら涙された方も多いんじゃないでしょうか。私もうるうるしていたひとりです。(^^;
 読売新聞の芸能コラムでも、そのことに触れていました。
 それにしても阿南健治の声はひときわ大きく聞こえ、今回も舞台俳優を実感させる舞台でした。まだ阿南健治を舞台で観たことのないみなさんには、 ぜひ舞台の生・阿南を観て頂きたいと思います。(^^)

 今回は阿南のPC環境を見ておきたいということもあって、東京まで単身出掛けていきましたが、マネージャーのKさんともお会いしてご挨拶できたこと。 あなけんファンの方ともお会いして、わずかの時間でしたが一期一会を楽しんだ観劇ツアーとなりました。

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