FujiMan Production - 徒然日記 -
2007/12/16 そんなことよりメディアさん!
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 「エンドレスです。」「それで出来ないこともあります。」「無いものはないんです。」
 基礎年金番号に統合されず、該当者不明のまま「宙に浮いた」年金記録約5000万件の名寄せ(照合)作業で、38.8%の約1975万件分が行方不明の状態にあることを ようやく舛添厚生労働大臣が認めた時の発言です。開き直りとも報道されている内容ですが、年金問題が発覚した当時から皆さんもうすうす分かってたことじゃないでしょうか。 「(年金問題は)必ず解決する。」と信じてた方いらっしゃるのでしょうか。年金のずさんな管理実態がだんだん明るみに出るにつれ、 まともに仕事なんかしてこなかったんだから、記録がまともなわけないじゃないか…、そう思って成り行きを見てきたのは私だけじゃないと思います。 それをようやく認めた舛添さんを私は評価したいと思います。もちろん失望の暗闇の中の消えそうな光のような消極的な評価ですけれども…。
 それよりも、こんなことになってしまった責任は誰にあるのか、最後の一人にどうやってお支払いをするのか、それを明らかにして欲しいのに、「前言撤回」だの「言った」「言わない」の報道ばかり、 相変わらずメディアもズレてんじゃないのかと腹立たしい気持ちになります。もちろんメディアは捜査機関じゃありませんから犯人探しをしろというつもりはありませんが、 「そんなこと言ったかなぁ」ととぼけて答えときゃメディアなんてちょろいもんよ…、と軽く見られてるんじゃないかと心配にすらなります。
 JR西日本の福知山線事故のときにも書きましたが、事件があったあとに出てくる不祥事をことさらのように報道するのではなく、抑止効果が出るような報道の仕方をいい加減に考えて欲しいと、 私は思います。なんとしても最後の一人まできっちり年金のお支払いをしなくては…と、この問題に関わっていらっしゃる職員に思ってもらえるような報道をお願いしたいと思います。

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