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三洋電機社員の事件
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Shareをやっていた
 2006年10月、ファイル共有ソフトShareを使っていた三洋電機社員のパソコンがウイルスに感染し、この社員のパソコンに保存されていた社員名簿などの社内文書のほか、 デジカメや携帯電話で撮られた、交際している彼女のものと思われる裸の写真(M字開脚したあそこ丸出しの画像も含まれていたそうです)が流出してしまう事件が発生しました。この女性がアイドルばりの美人であったことと、 このとき流出した名簿やメールからこの社員と女性の本名が判明してしまい、二人が本名でMIXIに登録していたことから二人のページと日記が割り出されてネットが騒然となり報道にまで発展しました。
 MIXIは知人の紹介で入会するコミュニティとなっていることから本名での登録を推奨していますが、このことが本人の特定を容易にしてしまいました。 二人の登録情報はネット上に公になってしまい、とくに女性は出身校まで明らかになり、その出身校のコミュニティにまで騒動を書き込まれ、女性はわいせつ画像も含めて同窓生にまで晒されてしまいました。 二人はMIXIを退会しましたが、二人のマイミク(MIXIでの友人のこと)も退会する事態に追い込まれたそうです。
ファイル共有ソフトの仕組み
 通常はネット上のファイルは中央サーバーに保存されてそこにアクセスすることで入手しています。ホームページを見る仕組みと同じです。
 サーバーを使わずにネット上でファイルを共有するためには、「どのファイルが誰のパソコンに保存されているか」という情報が必要になります。 この情報自体をみんなのパソコンで共有すれば、そのファイルが誰のパソコンにあっても入手できるようになります。 つまり「●●」というファイルが誰かのパソコンに保存されていて、私が欲しいと要求すると、私のパソコンに「●●」というファイルが送られて保存されます。 別の誰かが「●●」が欲しいときは、私のパソコンに保存されている「●●」でも、その前の誰かの「●●」でも都合のいいほうを送ることができます。 実はネットワークの都合で中継だけするパソコンも登場します。中継するだけのパソコンにも「●●」は保存されます。
 ソフトによって多少の違いはありますが、このようにファイルをネット全体で保存し共有できるようにするのがファイル共有ファイルの仕組みです。
 ウイルスが勝手に送信
 ファイル共有ソフトのWinnyやShareなどの機能を利用して、特定のファイルを勝手に送信する代表的なウイルスがAntinny(アンチニー)です。 Antinnyは自身もファイル共有ソフトで広がっていきます。ファイル名が日本語であることからファイル名からだけではウイルスかどうかの区別は難しいです。 LZH形式のファイルにはまず潜んでいると思ったほうがいいと思います。
 もし感染してしまったら、その駆除は少々厄介です。被害は、上に書いた通りです。…なので、ファイル共有ソフトは使わないほうがよいかも知れません。 使うなら、ウイルス対策は万全にされたほうがよろしいかと思います。

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