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第1部 写真の基礎 色温度
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 これもデジカメを扱う場合にはほとんど意識する必要はありませんが、何かの参考になるかも知れませんので書いておきますね。

 ヒトの目は、赤い色を低い温度、青い色を高い温度と感じます。これを「色温度」と言います。金属を熱したときの温度とその色に置き換えて、K(ケルビン)という単位で表しますが、 あくまでもヒトが感じる温度で、実際の温度とは関係がありません。


 同じ太陽でも、よく晴れた日中は5500Kぐらい。曇りだと見た目の温度は7000Kと高くなります。夕焼け空は逆に2500Kと低くなります。 ストロボの光は日中の晴天に合わせて作られています。

 蛍光灯は4500Kですが、色温度を補正した製品もありますので、種類によって3600K〜6500Kと実際には幅があります。

 色温度によって何が変わるかと言いますと、みなさんがよくお使いになるカラーフィルムは、「デイライト」タイプと言って、日中の晴天の色温度で見た目通りに撮れるように作られています。

 たとえば蛍光灯下でストロボなしに撮ると、「なんとなく青緑がかった写真」になったりしますが、そんな経験はないでしょうか。色温度が極端に変わると、意図しない色の写真になったりするんですね。

 右の写真は、蛍光灯下で、色温度設定を変えて撮ってみたものです。「蛍光灯」モードで撮った写真が一番見た目に近い色に写っています。

 デジカメではほとんどの機種が自動補正してくれるようになっています。「ホワイトバランス」というのがそうです。

 ですから、日常シーンで色温度を意識しなくても大丈夫なんですが、ちょっと意図しない色写りになったときに、このホワイトバランスのことをちょっと思い出して、マニュアル操作で色温度補正してみてください。

 あるいは、これを逆手に面白い写真を撮るのもいいかも知れませんね。

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