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第1部 写真の基礎 フィルム感度
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 フィルムの感度は「ISO」で表します(「アイソ」と読みます)。昔は「ASA感度」なんて言ってました(こちらは「アーサかんど」と読みます)。

 フィルムのパッケージには「○○カラー100」とか「○○カラー400」とか書かれていますが、あれがISOです。

 最近、光感粒子が小さくなって使いやすくなり町でよく見かける「ISO400」は、「ISO100」の4倍の感度があります。これまで暗くて写せなかったものが撮れるようになったということなんですが、具体的に言うとこういうことです。

 「絞り(F値)を2つ分絞れるようになった。
 あるいは
 「シャッタースピードを2つ分速くできるようになった。」ということです。

 「じゃあ、どんどん感度を上げれば、どんな暗闇でも撮れるようになるじゃないか」という発想が出てくるんですけど、そうするには光を感じる粒子を大きくしなくてはいけないんです。 つまり、出来上がった写真はザラザラしたような仕上がりになってしまうんです。

 とくに引き伸ばしたときに、その違いがはっきりしてきます。昔のISO400で撮った写真は、キャビネット版に引き伸ばしただけでISO100との違いが出ていました。

 日常のシーンでは、ISO100でも充分だと思います。スポーツなど動きの速いシーンや、動物園など望遠を駆使して撮りたいときにはISO400のほうが撮りやすいでしょう。 また内蔵フラッシュはパワーがないので、ISO400を使うことでうまく撮れたりします。

 粒子の粗さはキャビネット版程度ならほとんど差がないので、日常シーンでISO400を愛用されても問題はありません。撮影する条件の幅が広がりますから、その方がいいかも知れません。

 反対に、写真を大きく引き伸ばしたい場合や、撮影条件がさほど厳しくないときは、ISO64やISO25といったフィルムを選んだほうがいい場合があります。

 デジカメとは直接関係ありませんが、参考までに記載しておきました。

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