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第1部 写真の基礎 | ピントと被写界深度 |
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オートフォーカス | |||
![]() 右の写真は運動会のひとコマです。ちょっと分かりにくいかも知れませんが、前で演技をしている子供たちではなく、後で見ているお父さんたちにピントが合ってしまった失敗例です。 最近のカメラはオートフォーカス機能が付いていて、はじめての方でも楽にいい写真が撮れるようになりました。でも、オートフォーカスの特性を知っていると、もっといい写真が撮れるようになります。 ![]() コーナーにあるコーンでピントを合わせておき、フォーカス・ロック状態で待ち伏せします。走ってきたところを狙ってシャッターボタンを最後まで押し込めば、ご覧の通りの写真が撮れます。 ![]() でも、この方法を使えば、ズームアップして我が子の懸命な表情がピントばっちりで撮れますよ。(^^V | |||
被写界深度 | |||
ピントが合う前後の範囲があります。これを「被写界深度」といいます。 ![]()
風景写真などはできるだけ絞り込んで撮るようにします。手前から無限大の背景まですべてのピントが合った状態を「パンフォーカス」といいます。「パンpan」とは「全部」という意味です。 人物写真などでは逆に背景をボカすと、撮りたい対象がはっきりした写真になります。こういう場合は絞りを開放(F値を小さく)します。 デジカメによってはマニュアル撮影できるものや、人物やスポーツ、風景などモード撮影を用意してありますので、撮る目的がはっきりしている場合は積極的に使うといいと思います。 被写界深度は絞り(F値)のほかにズームによっても変わります。「広角」では深く(広く)なり、「望遠」では浅く(狭く)なります。
コンパクトカメラや使い捨てカメラは、広角レンズを使いパンフォーカスで撮れるように工夫して作られています。 そうそう、上の図からも分かると思いますが、被写界深度はピントの中心より後のほうが深くなります。集合写真を撮るときは、 そのことを思い出して、中心列より前にピントを合わせるようにすれば、前列にも後列にもピントが合います。 |
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